故郷にもどると必ず母とご先祖さまのお墓参りをします。
「帰ってきたよ」
なんて話しかけながら掃除します。
するとだんだんと気持ちが軽やかになってきて、母のことばや祖母やおじの姿を鮮明に思い出します。
「大丈夫だよ。」
いつも母から言ってもらっていたなー。
「なつこは、えらいぞ。」
いつも叔父はほめてくれていたなー。
そんなことを考えていると過去へ時空の旅をするようです。
わたしはわたしではあるけれど、おもいをはせる母や叔父や祖父母やご先祖さまがいたからわたしがいるのだと、お墓の前で体感します。
お墓の中にいるのではなく、わたしのなかにわたしがいます。
それを体感したいからお墓参りに行くのでしょうね。
今日もあなたにとって素晴らしい一日でありますように…。
石原奈津子
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