ふるさとの風景は、田んぼがひろがり、山々に囲まれ、どんよりした雲につつまれていました。
畑仕事をする人も、宍道湖で漁をする人も、日本海に船をだす人も身近にいて暮らしていました。
食べるものをつくる人。運ぶ人。売る人がみんな近くで暮らしていました。
野菜をつくっている人が料理をする人にわたし、食べる人にあげる。
そんな人間関係もごくふつう。
これをしないとあげない。とか、
これをくれないとあげない。は、
ありません。
ただ、
あったらあげる。
できたらする。
そんなかんじです。
ふるさとをでて
アメリカでくらしたり
都会にすんでみて
はじめて、
ふるさとで大人たちがしていたことが
あたりまえではないと、少しずつ気がついてきました。
だからこそ、
もう一度ふるさとの風景を再現したい。
人があたりまえにする
できたらする。
だれかの役に立ちたいという本能。
お役立ちの欲求をあらわにし、
行動する風景を。
私たちは自然にかえると
あたりまえにつながることができるきがします。
自然の景色はおしえてくれます。
人は本来、うつくしい存在だということを。
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