「桜の散るころには…」
母の余命宣告は1999年2月上旬でした。
それから2か月後の4月30日。
母はいくどかの深呼吸をくりかえし、
眠るように自宅で亡くなりました。
享年56歳でした。
まるで昨日のことのように思い出します。
そして、
桜の季節になると
いつも以上に母の遺言をおもいだします。
「これから出会うすべての人を、私だとおもって過ごしてください」
出会わせくれる人がわたしの「母親」だとおもえば、言ってくれることばから学び、謙虚に、教えてもらえます。
ときに甘えることも、頼ることもあるかもしれません。
迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。
でも、どんな出会いも
有難い出会い。
感謝の出会い。
成長の出会いです。
まだまだなわたしです。
でも、母から注がれたいっぱいの愛を、
いつかはまわりの人たちに恩返しできる
わたしになりたいと思っています。
今年の桜も母に感謝しながら
お花見をたのしみます。
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