駅のホームで見知らぬご高齢の女性に
突然声をかけられた。
「次の電車はつぎはどの駅でとまりますか?」
私が次の停車駅を伝えると
「安心したわ。これで帰れそう」
そうひとことつぶやき
カバンのなかから
“味きらり ゆず昆布”をとりだして
「感謝をお伝えしたいので、どうぞ」と
私に手渡してくれた。
見知らぬ方からのおもいがけない
贈りもの。
遠慮せずに
「感謝を受け取らせていただきます。
いただきます」と言って
女性の前ですぐにいただく。
「甘いものを食べたあとのお口直しに
いいのよ」とにこり。
一瞬の出逢い。
ささやかな会話と食の分かち合い。
なんだかうれしさが込み上がる
一期一会となりました。
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