教育ファーム『風の牧場』

人間が生きていく上で欠かせない食。
水も空気も食材も
あたりまえのように私たちを生かしてくれているけれど…それはあたりまえのようで
あたりまえではない。

感謝しかない
すごいことだとおもう。

佐賀県太良町にある教育ファーム
『風の牧場』に行ってきた。
命の大切さを教えてくれる体験型の牧場。

搾乳の体験。ピザづくり。ヨーグルトづくり。ときには牛の出産にも立ちあえる。
乳牛は生涯、妊娠、出産をくり返し
足が悪くなると自ら命を断つ。

穏やかで怖がりな面もあるので環境には
かなり敏感に影響を受けるらしい。
『風の牧場』ではモーツァルトが流れていて樋口オーナー、日本人スタッフ、ベトナム研修生がつねに
「ありがとう」
「ありがとう」
と牛たちに声をかけている。
牧場内では大型犬が牛を見守り
猫ははねずみ取りに奮闘。

山羊たちは牛に紐をといてもらって
牧場内を逃走していた。
牛舎のなかをまるで馬のように走りまわる
牛たち。数週間後には食用牛として競りに出るとのこと。

愛情を注いで育てるぶん毎度、複雑な心境だと樋口静子さんは話してくれた。

たからこそ、命の大切さを伝えたい。
牧場のシーズンオフには全国で「命の授業」をしている静子さん。
生まれたばかりの仔牛は母牛とはたった20分しか一緒にいることができないそうだ。

からだをしっかり舐めてもらったあと
引き裂かれる母子牛。

「経済動物」といわれる命。
私たち人間がどうその命と向き合い
それぞれが食を選び生きるのか。

体験してみてわかることもあるはず。
まさに「食育」。

子どもも大人にもぜひ、体験し感じてほしい。
生かさられていること。
命の尊さを…。

おいしいハート

「人」を「良くする」 食と人をとおして 笑顔としあわせに通じる 生き方の提案をしています。

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