食育コミュニケーターを養成してくださっている皆さんへ

新型コロナウィルス感染拡大に伴い世界中に経済的及び精神的な大打撃がひろがっています。

自宅で過ごす時間の増加により自炊の増加。
健康への意識の向上は期待できる分、食料(糧)確保の課題や栄養バランスの偏りなど様々な課題が浮上しています。

「食育コミュニケーター」を養成してくださっている食品スーパーでは、「巣ごもり消費」の需要は伸びているものの、今後の行動制限や消費動向の変化による不安定な営業体制。
「人手不足」「買い占め」「食糧確保」などの問題は山積みかとお察し申し上げます。

これまで実施してくださっている「食育の日」も試食はできない状況かとおもいます。

この機会に皆さまと「食」の情報共有をこれまで以上に強化し、地域住民(お客様)に安心できる「食をとおした健康な暮らし」の提案を行ってまいりたいと思います。

先日、人数を制限しながらも私が出席させてもらった「食育コミュニケーター定例勉強会」では、
お客様から「試食がなくて残念」「普段のメニュー提案を楽しみにきたのに。。。」と食育コミュニケーターからご報告をいただきました。

お客様にとって地域にねざした食品スーパーは、ライフラインであり命を守る場所です。

食品スーパーで働く方々の普段の笑顔に出会えることが、安心感を与えるはずです。
“試食”が実施できなくても食の情報発信は可能です。
大切なことは「食の体験をとおして、選ぶ力を身につけること」
「食をとおして、健康なこころとからだをつくる」お手伝いすることです。

“買い占め“のような行為により店頭に多くの人が押し寄せれば、集団感染を招くような状況をつくってしまいます。
そのような行為によりお客様だけではなく従業員の皆さんの感染を招くことも避けなければなりません。
「普段からの買いためポイント」を店頭に掲示してはどうでしょうか。
「保存して助かる食材リスト」「保存レシピ」「みんなでつくる簡便レシピ」など、食を楽しみ、食の大切さを伝える情報提供もしていただけたらと思います。

「食育コミュニケーター」を養成してくださっている企業の皆様におかれましては、
食と健康に対する意識も高く、普段から食の知識と経験を身につけるご努力をされている皆さまです。ぜひ、引き続きお体には気をつけて「食をとおして健康を守る」情報の提供を発信していただけたら嬉しく思っております。
そして、どうか引き続き皆さまのお体を大切にお過ごしくださいませ。
 
【買い占めを予防するために】
〇防災の保存食リストを役立てましょう
お米/即席みそ汁やスープ/缶詰(魚・くだもの・肉)/カップ麺/乾燥野菜/アルファ米/パン
(数日であれば、冷凍して保存も可能)/お茶パック/紙パックの野菜ジュース
〇乾物(高野豆腐/昆布/干ししいたけ/寒天/切干大根/ひじき、など)を活用しましょう
*野菜不足、カルシウム不足を補うことができます。
普段使い慣れていない人もいるかもしれません。乾物をつかったレシピ提案もおすすめです。
〇お米をおいしく食べるために
梅干し/お酢(ピクルス、酢漬け、マリネに活用/お酢ジュース)/海苔/ふりかけ
漬物(たくあん、キムチ,etc)

〇食を楽しむために
小麦粉、薄力粉、強力粉、ホットケーキミックス粉(パン、お好み焼き、お菓子作り、たこ焼き、餃子の皮、春巻きの皮、グラタン、揚げ物などに活用)
〇長期保存はできないけど。。。
牛乳/たまご/納豆/豆腐/おから/ヨーグルト
〇その他
冷凍野菜/冷凍麺/冷凍野菜/冷凍ピザ/レトルト商品(カレー、スープ)/焼きそば麺/など
お肉や魚、貝類も保存しておきましょう。

引き続き皆さんのご健康をお祈り申し上げます。

一般社団法人あしたの食卓健究所
代表 石原奈津子
 

おいしいハート

「人」を「良くする」 食と人をとおして 笑顔としあわせに通じる 生き方の提案をしています。

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